小説投稿サイト「Arcadia」の「没落」について。

小説投稿サイト「Arcadia」という小説投稿サイトがある。「腕白関白」や「アクセルワールド」と言った商業化された作品もある、有名なサイトだ。しかしArcadiaは近年投稿数も減りってきているという。

その理由は他力本願と排他主義、いわゆる読者様が原因であろう。なろうやハーメルンでは必ずしも感想を返す必要はないが、Arcadiaでは感想の無視の禁止が基本ルールで言い渡されている。

 一部を引用する。

このサイトは、大勢の人たちが訪れあなたの作品を見ています。
2009年1月時点で、一日のユニークPV15万です。それだけの人たちが見ています。
あなたの作品に肯定的な人ばかりではありません。
中には厳しい感想や、言葉遣いの荒い人、酷いときには誹謗中傷もあるでしょう。
しかし、基本的に全ては自分の作品に対する感想です。
作品を投稿して大勢の前に公開するからには、自分の作品に責任を持ち、自分の作品に対する感想にも責任を持ちましょう。
あなたが偉大なSS作家になることを祈ります^^

      投稿掲示板利用上の注意事項より

このような姿勢は読者重視と言えるが、それが横暴な読者を生み出すようになったのか?

その原因の一つに挙げられるのが、「あなたが「これはない」と思ったSSについての雑談・考察スレ」の存在ではないだろうか。そもそも愚痴スレとして作られたものだが、批判ばかりで建設的でない話題が何度も繰り返されるのだ。

評論家はいい作品を作れない。ある意味当たり前と言えば、当たり前だろう。